インデックス・クラスタリングファクタ　Oracleチューニング　Index　索引統計

インデックス格納効率
USER_INDEXESビューでは、LEAF_BLOCKS < CLUSTERING_FACTOR < NUM_ROWS

クラスタリングファクタが高い（悪い）とデータ件数に値が近くなる。
クラスタリングファクタが低い（良い）とテーブルのブロック数に値が近くなる。

自動セグメント領域管理(ASSM)の場合、以前と比較してCLUSTERING_FACTORが値が高くなる傾向があるため、慎重に判断する

索引のクラスタリングファクタが良くない場合、表ブロックが索引の順序とは関係なくランダムに散らばっているため、
連続して同じデータ・ブロックを読込むことができず、毎回他のデータ・ブロックを読込む作業が頻繁に発生。
この過程で大量の表ブロックを読込むようになり、以前に読込だ表ブロックがメモリー(バッファ・キャッシュ)から溢れ、
追加の物理I/Oが発生するようになる。
これによりdb file sequential read待機イベントが増加。

実際の表で、データが分散（エクステントが多く発生）している場合、インデックス・スキャンよりもテーブル・フルスキャンが選択されやすい。

このようなケースで物理読取りが増加する場合は、クラスタリングファクタ値を改善させることで解決できる場合もある。
クラスタリングファクタ値を改善させる一つの方法として、表を索引の並び順に再構成する。

Oracleのオプティマイザは物理格納状態まで考慮し、実行計画を生成していることを考慮する必要がある。

--USER_TABLES(テーブル情報)
TABLE_NAME  NUM_ROWS   BLOCKS
----------- ---------- ----------
emp         354519     4992

--USER_INDEXESビュー
select TABLE_NAME,INDEX_NAME,LEAF_BLOCKS,CLUSTERING_FACTOR,NUM_ROWS
from user_indexes
where TABLE_NAME = 'emp';

--USER_INDEXES(インデックス情報)
--テーブル再編成前
TABLE_NAM  INDEX_NAME   LEAF_BLOCKS CLUSTERING_FACTOR   NUM_ROWS
---------- ------------ ---- ------ ----------------- ----------
emp        PK_emp       1730        223892             354382
emp        IX01_emp     2532        222641             354382

--テーブル再作成後（データをソートして投入）
TABLE_NAM  INDEX_NAME   LEAF_BLOCKS CLUSTERING_FACTOR   NUM_ROWS
---------- ------------ ---- ------ ----------------- ----------
emp        PK_emp       1729         5077             354382
emp        IX01_emp     2532        10255             354382